君子危うきに近寄らず

君子危うきに近寄らず、逃げるが勝ちなどという諺があるが、古来からチャイナでは逃げることの重要さが謳われてきたらしい。

我が国日本では、逃げることを恥とする考えがあるようで過去の戦争や、新撰組の隊規(逃げたら切腹)などを見てみればよくわかるのではないかと思う。

バガボンドという漫画では強さと臆病は相反しない。などという言葉が出てきて含蓄のある良い言葉だと思った。

恐らく誰もが強さという言葉に捉われがあると思うが、その捉われを逆手にとって合理性をうまい事吹き込んでいると思う。

どちらかというと合理主義寄りの私は、強さだとか努力だとかいう言葉があまり好きではないが、日本では強さはどうだか知らないが、努力という言葉が尊いものだと思われているようで実に悲しい現状である。

だが宝くじを当てて人生を逃げ切ろうなどということを本気で考えている私のような考えはお勧めでできない。これは逃げというより諦めという言葉が適切である。

諦めたらそこで試合終了だよ。などと湘北のバカ監が言っていたが、これも実に含蓄のある良い言葉だと思う。