Chanko Dining 若

名古屋とかいう象の墓場みたいな文化の終着駅に飛ばされて佐渡島から脱走した流刑囚のように今日はマイスイートラグジュアリーアパートへ帰省しています。スーパー東海大地震が起きて東海地方が本州と分断されて震災の混乱から蜂起が起きて東日本と西日本に国が分裂して4月中に出さなきゃいけなかった書類のことがうやむやになればいいのに。名古屋を脱出する前に腹が減ったので街をふらふらしていたら花田勝プロデュース「Chanko Dining 若」があった。看板に印刷されたお兄ちゃんの笑顔にロックされたのでもちろん入店する。店内は暗くて段差が多く廊下からカウンター席への段差と廊下からトイレへの段差でつまづいた。これはたぶん店内に溢れる中年女性を転倒させて致命傷を負わせ、ちゃんこ鍋で内臓にダメージを与えるというお兄ちゃんなりの高齢化対策なのだろう。店内BGMにはSarah SmithのPicturesが掛かっていた。店内のババアどもはSarah Smithを黙殺してゲハハハハと大魔王の手先みたいな笑い声をあげていた。お茶やコーヒーやごはんはセルフサービスだった。米の炊き方は三流だった。ランチはおいしかった。隣のテーブルのババアが「ちゃんこでもお手頃だしいいわよねー。ゲハハハハ」と話しかけてきたので「いえ、自分は牛肉のしぐれ煮ランチです」と答えた。隣のテーブルのよそ者が何を食べてるのかも分からないから振り込め詐欺に引っかかるのだろう。