これからは...

人というのは、人とつながることで初めて自分のことを認識する。ということを聞いたことがある。
これは、自分探しなどと言って、一人で色々こそこそやっている人間が多いことを軽く批判した、どっかの誰かの発言だったと思う。
自分探し、これは、私が仕事を辞めたり、旅行に行ったりと好き勝手やってたことに対して、人から突っ込まれた時によく言っていたことでもある
。もちろん、これは本気ではなく、かわしの手段としてのいわゆるジョークのような使い方をしていたわけだ。


だが、この自分探しというのは結構面白い。
幽遊白書という漫画で、黄泉というキャラが主人公幽助と対峙した時に、「お前と対峙すると新しい自分の一面を発見させられる」というようなことを言って、微笑むシーンがある。
これは正確には自分探しではないが、自分というものを知ることが、非常に楽しいことであるのが良くわかる場面である。


占いなどで、自分のことを金払ってまで、知りたい人が多いってのもそういうことだと思う。


だが、占いというのは、誰にでも当てはまりそうなことを言って、信じ込ませるきらいがある。血液型別占いなんかもそれである。冷静に考えれば、全部の特徴は少なからず誰でも持っているはずだ。


占いより幽遊白書の黄泉の方が、多分に自己発見出来ているように私は思う。


いずれにせよ、人との関わり合いの中で発見されたものの方が、生命力が感じられる。


つまり、やはり自分を発見するということは、どっかの誰かさんが言ったように、人との関わり合いの中でこそ、発見される、いや発見されるべきなのである。




この時代の閉塞感、そんなのすっ飛ばしていける生き方がしたい。
そういうスタンスで色々なものをこれからは発信していきたいと思う。