独身寮

半年間名古屋で幽閉されていた独身寮を出て愛すべきマイスイートラグジュアリーアパートメント201号室に戻ってきた。独身寮の各階にあった高圧洗浄機みたいな凄まじい水圧のシャワールームが使えなくなったのは残念だ。あまりの水圧の高さのため股間にうっかり当てようものならダウンしてカウントを取られるほどだった。避難訓練もした。しかも土曜朝9時に。非常ベルの音で目が覚めたが前日ビアホールで態度がツンツンしていると社内で噂の鹿野さんに「上から目線はいけませんよう!上から見ていいのは太陽だけ!お前は太陽か!杉浦太陽か!辻ちゃんか!ウマかわごはんか!」と絡み酒をしたのでベルを無視してベッドで唸っていると寮の管理人がドアをドンドンしながら「起きろー。焼け死ぬでー」と叫ぶではありませんか。私は冷静に「仮に火事になったとしても大騒ぎするような人はこの部屋にいませんよ。もしも焼け死んでもそれは自然の生物として私の寿命なわけです」と断固避難を訓練することを拒否する元気もなく「このタイミングで避難しても真っ黒焦げだなあ」と思いながら避難を訓練した。ところでPEPEさんがうちに遊びに来たのでカレーをご馳走したらカレー×2皿、350ml缶コカ・コーラ×1本、じゃがりこ手羽先味×2袋をあっという間に平らげ「何か軽く食べに行こう」と訳の分からないことを口走り喫茶店でエビとトマトのクリームパスタSサイズ×1皿と本日のおすすめコーヒー(ブラジル)×1杯を完食していた。言葉の通りの餓えがもたらすライムとフロウ。PEPE先生の次回作にご期待下さい!