大人の定義

大人というのはなんであろうか??
珍しく硬いテーマの話だが、こんな話も気軽に論じることが出来れば、きっと自らの成長に繫がると思う。
一般的には我々は20才を迎えて成人として大人の仲間入りをしたわけである。具体的に成人になると何が出来るか??

・ローンが組める。

投票権が与えられる。

・コソコソギャンブルに行かなくてすむ。

・煙草をコソコソ吸わなくてすむ。

・酒をコソコソ飲まなくてすむ。

(余談だが、18才になった時に、堂々とエロ本が買える身分になったのは感動的だった。)

以上のことが認められ、少年法の保護下に置かれなくなる。
だけど正直、18から働いていたし、これといって警察の世話になる程のこともしていなかった私には、20才になったところで別段何が変ったという気はしなかった。大体の人間がそうであろう。
大学や専門に行ってりゃまだ学生だし、変わったことと言えば、成人式があるくらいである。
成人式にしたって、みんなファッションを見せたり、騒ぎたいだけのモンである。市長の話なんてのも全く聞いていなかった。今日から成人だから、なんてリアルに考えてる奴なんて、5パーくらいなモンだろう。

20才になり、社会的には大人になったが、内面的には成人したからといって大人になったわけでもないし、その逆に未青年だったからといって子供だったとも言えないと思う。

では大人の定義とはなんなんだろう??

私の父が「自分で考え、自分で動き、自分で責任を取れるようになるのが大人だ。」と言っていたことがある。これは大人と子供とを分ける決定的な違いであるように思う。
よく「20未満の自分は親の責任、20以上の自分は自分の責任」と言うが、この言葉の後者の方を請け負うことを意思とした時、それは大人と言えるのではないだろうか。

大人になることでリスクも増え、正直心配だが、その分自分自身の力で未来を切り開ける、と肯定的に考えられれば素晴らしいと思う。